2012年3月19日月曜日

ラウドネス運用に向けた勉強会

皆様もご存知のとおり民放連では本年10月1日からの放送に関して地上波及びBS各局で新しい音量規制が適用されます。またNHKでも導入に向けた検討が行われています。今までのVUメーターに頼った方法ではなく、ARIB TR-B32「デジタルテレビ放送番組におけるラウドネス運用基準」に準拠したラウドネスメーターで番組全部の平均ラウドネス値を出すという方法です。
普段からTV番組の制作をされている方はもちろんですが、映画がメインという方も2次使用3次使用でオンエアーされる事が多いと思います。その場合どこかの段階で運用基準である「ターゲットラウドネス値 -24LKFS」という値にしなければ、放送局に納品できなくなります。今製作されている作品もですが、過去に製作された作品も2012年10月以降オンエアーされる場合は同様になります。そのラウドネス値にあわせるという作業があることを製作者側にもわかってもらうため、我々録音する側が知っている必要があります。

詳しくは下記のホームページをご覧ください。

民放連「ラウドネス関連」のページ→http://www.nab.or.jp/loudness/
日本ラウドネスメータ協議会→http://www.j-lma.org/

尚、今回の勉強会にあたり角川大映撮影所ポストプロダクション様の協力を頂き、当日は見学会も実施しました。

日時:3月17日
ポストプロダクション見学会:13時~15時
休憩:15時~15時30分
ラウドネス勉強会:15時30分~17時30分
懇親会調布近辺:18時~
講師:岡本幹彦(NHK放送技術局制作技術センター番組制作技術部 専任部長)
場所:角川大映撮影所(京王相模原線京王多摩川駅徒歩3分)
参加費:無料(懇親会は別途)