2006年3月28日火曜日

2006年3月21日 アレン氏が語る・映画の音

~Mixer クリエーティブセミナー~

主催・・・・・・・・(協)日本映画・テレビ録音協会 技術・セミナー委員会
開催日時・・・・ 平成18年3月21日(火)15:00~17:15
セミナー会場・・IMAGICA東京映像センター(五反田) 第一試写室
懇親会会場・・・IMAGICAルミエール 17:30~19:30
会費・・・・・・・・・会員:2000円 一般:3000円 (懇親会費を含む)
参加人数・・・・・73名
協力 Dolby Laboratories,Inc コンチネンタルファーイースト 
         IMAGICA東京映像センター
講師 イオアン・アレン氏
通訳 芳賀まきさん
進行 井上秀司氏

■セミナー内容■
映画サウンドはモノラル~サラウンド~デジタルに変化その変化がいかにミックスに影響を与えたか?
ベストサウンドトラックの作品はどのようなものか、それは何故なのか?
どのような音表現が最も効果的か?
デジタルシネマはもっとチャンネルが必要か?
フィルムサウンドトラックをDVDに変換する時に何を変えなければならないか?

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映画サウンドのデジタル化が進み、映画制作環境も変貌しています。およそ80年前、映画サウンド(光学録音方式)が実用化となり、モノラルからサラウンド、そして今日のデジタルサウンドへと進化し、「音の表現力」が「作品の表現」に大きく影響を与え続けてきたといえます。
今回、Dolby Stereoフィルムプログラムの開発者として高名であるイオアン・アレン氏をお招きして、『映画の音』をテーマとしてセミナーを開催致しました。
「モノラルからデジタルまでの変遷」そして「音の表現力」や「ミックスに影響を与える事柄」等いろいろと語って頂きました。アナログからデジタルまでの映画音響の変遷を知り尽くしているアレン氏。映画音響界に長年携わってきたアレン氏の見識や見解は、我々としても再認識すべき事柄が多く大変参考となりました。
セミナー開催日が祝日となりましたが、高名なアレン氏の講演を是非聞きたいと集まった人数は73名、懇親会まで大勢参加を頂き成功裏に開催できました。

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【イオアン・アレン氏 プロフィール】
1969年Dolby Laboratories,Incに入社、現在同社上級副社長。アレン氏はDolby Stereo フィルムプログラムの開発者として高名な方ですが、SMPTE,AES,ISO,ITEA, BKSTS,アカデミー技術協会,TASA,DC-24などの映画音響基準策定にも多大に貢献されております。又、多くの刊行記事及び技術文献も発表しており、映画音響に貢献したとして、SMPTEのサミエルL.ワーナー賞、アカデミー技術協会より科学技術賞、オスカー賞など数多く受賞されております。現在、ダイトラックコミッティの会長、TASAの技術会長も勤めております。


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セミナー参加者 ご感想  ~アンケートより~

・やはり、尊敬するアレンさんのセミナーは大変有意義でした。
・内容をもうすこし絞った方がよかった。
・大変有意義でした。おつかれさまでした。
・5.1や6.1のMIX及びアナログのMIXについて、具体的な意見の交換が行えるようなセミナーであったかどうかは少々ずれた様だが、中々興味深く面白い企画だった。
もう少し、質疑応答の時間があれば良かった。
・モノラルから5.1の遍歴、変移が理解できた。
・大変良いテーマだったと思います。
・ドルビーの開発者から、サラウンドの考え方、エフェクトの考え方を直接聞くことができて良かった。
・少し、ドルビーや5.1に対しての自分の知識が深まったと思います。
・非常に興味深く、面白かったです。
・最近の動向について、もっとお聞きしたかったです。
・目を引くテーマが多く、また知りたいと思っている事が多かった。
・実作業に近い話が多く楽しめた。次回作品に生かしてみたい。
・実際のアレン氏の話が聞けて貴重な経験になった。
・時間が短いのでしょうがないが、もう少し深く掘り下げて聞きたかった。



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